いわゆる「マジックマッシュルーム」に含まれる成分です。サイケデリック医療のなかで最も研究が進んでおり、うつ病を中心に、規模の大きな臨床試験が世界各地で行われています。
体の中で何が起きるのか
シロシビンは体内でシロシンという物質に変わり、脳のセロトニン2A受容体に働きかけます。知覚や感情、自分自身についての感じ方が一時的に大きく変化し、その体験が治療的な変化のきっかけになると考えられています。
研究の現在地
治療抵抗性うつ病を対象とした後期の臨床試験が進み、効果が数か月続くかどうかが検証されています。日本でも2026年、慶應義塾大学病院で国内初となるシロシビンの臨床試験が完遂しました。
安全性について
臨床試験では、準備・投与・統合までを含む心理的なサポートのもとで投与されます。体験中の一時的な不安や混乱、血圧や心拍数の上昇が報告されているほか、精神病性障害の既往がある人は多くの試験で対象外とされています。医療の管理下で行われる研究と、個人での使用はまったく別のものです。
海外と日本での扱い
米国オレゴン州は2023年、シロシビンを用いたセッションを合法的に提供する制度を世界で初めて稼働させました。同じ年、オーストラリアは国としてサイケデリックの医療使用を認めています。日本では麻薬及び向精神薬取締法の規制対象です。
日本国内においてサイケデリック物質の多くは法律で規制されています。当サイトは違法行為を推奨・幇助するものではなく、掲載情報は医療アドバイスではありません。