用語集 物質

クラシック・サイケデリックClassic psychedelics

セロトニン2A受容体を活性化することで作用するサイケデリックの総称。シロシビン、LSD、DMT、メスカリンが含まれる。知覚の増幅や、自己と世界の境界がゆらぐ体験が特徴。

サイケデリックと呼ばれる物質は、作用の仕組みの違いから大きく3つに分けられます。そのうち、最も古くから研究され、「サイケデリック」という言葉の中心にあるのがクラシック・サイケデリックです。

共通する仕組み

シロシビン、LSD、DMT、メスカリンは、化学構造こそ異なりますが、いずれも脳のセロトニン2A受容体に結合してこれを活性化します。この受容体の働きをあらかじめ薬で遮断しておくと、体験がほぼ起きなくなることから、この受容体が体験の入り口になっていると考えられています。

体験と依存性

色や音が鮮やかに感じられる知覚の変化、感情の深まり、そして自分と周囲との境界がゆらぐ感覚が典型的です。一方で、脳の報酬系をほとんど直接刺激しないため依存は形成されにくく、続けて使うとすぐに耐性がついて効果が弱まる性質があります。

ほかの2つの分類との違い

MDMAに代表される「エンパソジェン」はセロトニンを大量に放出させることで、ケタミンに代表される「解離性サイケデリック」はNMDA受容体を遮断することで作用します。体験の質もリスクも異なるため、記事では物質ごとに分けて扱っています。

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