用語集 脳と作用

デフォルトモードネットワークDefault mode network / DMN

何もしていないときや、自分について考えているときに活発になる脳領域のネットワーク。サイケデリックの作用下では一時的にまとまりが弱まることが、脳画像研究で示されている。

デフォルトモードネットワーク(DMN)は、ぼんやりしているとき、過去を思い返すとき、「自分はこういう人間だ」と考えるときに活発になる脳の領域のつながりです。自分という感覚や、自分についての物語を支える土台のひとつと考えられています。

うつ病との関係

うつ病では、このネットワークの活動が強すぎたり、つながりが固まりすぎたりしていることが報告されています。「自分はダメだ」「何をしても無駄だ」という考えが何度もくり返し浮かぶ状態は、こうした脳の働き方と関係していると考えられています。

サイケデリックの作用下で起きること

インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究グループなどによる脳画像研究では、シロシビンやLSDの作用下でDMNのまとまりが一時的に弱まり、ふだんはあまり連絡し合わない脳領域どうしのつながりが増えることが示されています。凝り固まった思考パターンがいったんほどける感覚は、この変化と関係していると考えられています。ただし、DMNの変化だけで治療効果のすべてを説明できるわけではなく、研究はまだ進行中です。

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